～6月の養生～

雨を迎える六月は体の中の湿気もたまりやすい季節です。
体が重くだるい、眠い、むくみやすい、肌荒れや吹き出物が出来やすいなどの症状にお悩みの方は体に湿気(水分)が溜まっている兆候かもしれません。
中医学では体に湿気が溜まり体内の水の流れが滞りやすくなると脾臓を痛めると云われております。中医学でいう脾臓は胃や膵臓など消化に関わる臓器を指します(腸は含まれません)。
脾が弱ると消化吸収の能力が低下し、食欲不振、胃痛、消化不良などを起こしやすくします。
またエアコンによる冷えや冷たいものの摂りすぎなどで疲れたりすると下痢などの症状やお腹の中でポチャポチャと水っぽい音がしやすくなったりもします。また体にこのような症状が出ている時は気持ちの面でも変化が起きやすく、日頃から考えすぎたり、思い悩んでしまうことも…くよくよしてしまいがちな時は気候のせいだと割り切って自分を責めず前向きな気持ちを忘れないよう心掛けてみましょう。

この時期は身も心もジメジメを溜め込まないよう努めましょう。

★ジメジメ時期にお勧めの食養生★
ハト麦…水分排出、美肌、鎮痛、解熱
トウモロコシ…脾の健常、水分排出
山芋…胃腸虚弱、消化促進
小豆…むくみをとる
冬瓜…利尿効果、むくみをとる、熱を冷ます
カボチャ…胃を温めて健康にする
びわ…疲労回復、食欲増進、不眠

ジメジメによる不調を感じたら毎日の食卓から変えてみませんか？

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